ユーロ圏成長低迷、ECB利下げ根拠強める=フィンランド中銀総裁

AI要約

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、ユーロ圏製造業部門の低迷が一時的でない可能性を指摘し、成長指標の弱さは9月の追加利下げの根拠を強めると述べた。

現在のマイナス成長リスクがディスインフレを進めており、9月のECB金融政策決定会合で利下げする決断に影響を与える可能性があるとフィンランド中銀総裁は語った。

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は19日、ユーロ圏製造業部門の低迷は一部の予想ほど一時的ではない可能性があり、成長指標の弱さはECBによる9月の追加利下げの根拠を強めるとの見方を示した。

「ユーロ圏における最近のマイナス成長リスクの高まりは、ディスインフレ(インフレ鈍化)が進んでいることを条件に9月の次回ECB金融政策決定会合で利下げする根拠を強めている」と述べた。