ブラジル経済活動指数、第2四半期は上昇 6月は予想上回る

AI要約

ブラジル中央銀行が発表した6月の経済活動指数は予想を上回る1.4%上昇し、第2四半期も1.1%上昇した。

ブラジル経済は好調な労働市場とサービス部門の成長に支えられており、経済活動が強い状態を維持している。

ゴールドマン・サックスやサンタンデールのエコノミストも、経済活動の好調さを受けてGDPの成長予想を引き上げる動きが見られている。

ブラジル経済活動指数、第2四半期は上昇 6月は予想上回る

[ブラジリア 16日 ロイター] - ブラジル中央銀行が16日発表した6月の経済活動指数は季節調整済み前月比で1.4%上昇した。ロイター調査のエコノミスト予想0.5%上昇を上回った。

第2・四半期の同指数は前期比1.1%上昇だった。

ブラジル経済は、好調な労働市場のほか、6月に過去最高を記録したサービス部門に支えられている。

ゴールドマン・サックスのエコノミスト、アルベルト・ラモス氏は、最新の経済活動統計を受け今年の国内総生産(GDP)予想を従来の2.3%増から2.5%増に引き上げた。

サンタンデールのチーフエコノミスト、アナ・パウラ・ベスコビ氏も顧客向けノートで「労働市場が引き続き堅調で、南部リオグランデドスル州で発生した洪水の経済活動に対する影響が予想より小さかったことから、短期的な動向はさらに強くなるとみている」と述べ、GDP伸び率予想を2.0%から2.3%に上方修正した。