米当局、ボーイング787に耐空性改善命令 飛行中の急降下受け

AI要約

米連邦航空局は、ボーイングの787ドリームライナーに耐空性改善命令を出すと発表した。

急降下の原因は、機長席が無操作で動いたために自動操縦が解除された可能性が指摘されている。

FAAは787─8型、787─9型、787─10型機を使用している航空会社にシートスイッチ点検を要請した。

米当局、ボーイング787に耐空性改善命令 飛行中の急降下受け

[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は19日、ボーイングの中型旅客機「787ドリームライナー」に耐空性改善命令を出すと発表した。3月に南米チリのLATAM航空が運航する787が飛行中に急降下し、少なくとも50人が負傷した問題を受けた対応。

FAAは急降下の原因について、機長席が無操作で動いたために自動操縦が解除されこととみられると指摘。787で機長と副操縦士の座席に関する同様の問題が計5件報告されていると説明した。

787─8型、787─9型、787─10型機を使用している航空会社にシートスイッチを点検するよう要請した。

ボーイングとLATAM航空は現時点でコメント要請に応じていない。