〔東京株式〕もみ合い=米CPI控え様子見(14日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は米CPI発表前にもみ合い。岸田首相の不出馬表明で中立感が広がる。

後場は軟調な始値から始まり、一部の株が引き続き売られる傾向。

朝に比べて上昇幅が縮小し、利益確定売りが出始める。

 (13時35分)日経平均株価は前日の終値付近でもみ合っている。新規材料が乏しい中、日本時間夜に7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見姿勢が強まっている。岸田首相の総裁選不出馬表明について、市場関係者は「後継の総裁が見通せないため、現状はマーケット的に中立」(銀行系証券)とみている。

 (後場寄り)後場の日経平均株価の始値は前日比80円75銭安の3万6151円76銭と軟調。前場に値下がりした東エレク <8035> やファーストリテ <9983> など値がさ株の一角が引き続き売られている。

 (前引け)【プライム】岸田首相が来月の自民党総裁選に不出馬の意向を固めたとの報道を受け、日経平均株価は一段高となる場面もあったが、戻り待ちの売りに押され、午前の終値は前日比77円25銭安の3万6155円26銭と小幅安。一方、金融株が堅調で東証株価指数(TOPIX)は、11.87ポイント高の2565.42。

 37%の銘柄が値下がりし、値上がりは60%。出来高は10億9549万株、売買代金は2兆5886億円。

 業種別株価指数(33業種)は精密機器、化学、倉庫・運輸関連業などが下落。上昇は保険業、輸送用機器、銀行業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は強含み。出来高は1億8232万株。

 【グロース】グロースCore、グロース250はともに上昇。

 (10時15分)日経平均株価は朝方に比べ上げ幅を縮小し、上値が重い展開となっている。市場関係者は「朝はしっかり買いが入ったが、前日に1200円上昇したのもあり、利益確定売りが出ている」(国内運用会社)という。

 (寄り付き)前日の米国市場で主要株価指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄に買いが入り、日経平均株価は強含みスタート。始値は前日比303円09銭高の3万6535円60銭。