米消費者、早期の金利低下なければ失望も BofAトップが警鐘

AI要約

米金融大手バンク・オブ・アメリカのCEOは、FRBが比較的早期に利下げを開始しなければ、米消費者の失望を招く可能性があると指摘。

大統領がFRBの決定に発言権を持つべきだとするトランプ前大統領の発言について言及。

世界各地の経済を見て、中央銀行が独立し自由に運営されている地域のほうが良好な傾向があると述べた。

[11日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は11日、米連邦準備理事会(FRB)が比較的早期に利下げを開始しなければ、米消費者の失望を誘う可能性があるとの見方を示した。

CBSのインタビューで「(FRBは)金利はおそらく上昇しないと述べているが、比較的早期に引き下げ始めなければ、米消費者の気力を失わせかねない」と指摘。「米消費者がいったん非常にネガティブになり始めると、回復するのは難しい」と述べた。

大統領がFRBの決定に発言権を持つべきだとする共和党のトランプ前大統領の発言について問われると、パウエルFRB議長に人々が助言するのは自由で、その後どうするか決めるのは議長の仕事だと指摘。

同時に「世界各地の経済を見ると、中央銀行が独立し、自由に運営されている地域のほうがそうでない地域より良好な傾向がある」と述べた。