「すごい人」がスキマ時間に取り組む「意外」なこと エネルギーを取り戻し増強する最高のチャンス

AI要約

ハイパフォーマーが実践する習慣の一つに、トランジションの活用が挙げられる。

日常生活の中での様々な状況の移り変わりを意識し、そのスキマ時間をエネルギーを高めるチャンスと捉えることが重要。

効果的なトランジションを通じて、心身のバランスを保ちながら持続可能な成功を収めることが可能となる。

「すごい人」がスキマ時間に取り組む「意外」なこと エネルギーを取り戻し増強する最高のチャンス

長期にわたって心身の幸せと、目に見える成功の両方を達成し続ける「ハイパフォーマー」。そんな「すごい人」である彼らが実践する習慣についてまとめた、ブレンドン・バーチャード氏の著書『世界3万人のハイパフォーマー分析でわかった 成功し続ける人の6つの習慣』から一部を抜粋・再編集し、本記事では「エネルギーを高める」方法についてお伝えします。

■身体の緊張を緩めて

 ハイパフォーマーを10年間コーチングしてきた私の経験では、彼らのエネルギーを高めるには、「トランジション(次の状況へ移行する時間)の活用」を指導するのが、最も簡単で、速く、効果的だった。

 皆、活動の合間のスキマ時間をうまく活用できていないせいで、日々、多大な集中力と、意志力と感情的エネルギーを失っている。またそのせいで、精神的・身体的なスタミナを高めるチャンスを1日に何度も逃している。

 たとえば、あなたが毎朝起きてから1日を始めるときに、休息モードから活性モードに移行する。この1日の始まりは、1つのトランジションだ。

 そして、子どもを保育園や幼稚園に送り届け、職場に向かうとき。それは、家族時間から運転時間へのトランジションだ。職場に到着して車のドアを開け、オフィスに足を踏み入れるときは、独り時間から協働時間へのトランジションだ。

 職場では、プレゼンを作成し終わって、メールチェックを始めるときは、クリエイティブモードからEメールモードへのトランジション。会議が終わって、自分のデスクに戻ってすぐカンファレンスコールを始めるときもトランジションだ。

 勤務時間を終えて、車に乗り、ジムに向かう。そこにはトランジションが2回ある。長い1日を終え、家に車を止めて、ママやパパになるときもトランジションだ。

 私たちの1日は、一連のトランジションの連続だ。こうしたトランジションは、活動の合間の有効な自由時間として、とてつもなく貴重である。このスキマ時間こそ、あなたがエネルギーを取り戻し、増強する最高のチャンスなのだ。