ロシア軍、占拠中のザポリージャ原発で火災起こす-ウクライナ大統領

AI要約

ウクライナのゼレンスキー大統領がザポリージャ原子力発電所でロシア軍による火災を報告し、国際原子力機関に対応を求めた。

放射線量は正常範囲内だが、ロシアは原発を占拠しており、安全性悪化の懸念がある。

IAEAはロシアに対し、ウクライナに原発を返還するよう要求している。

(ブルームバーグ): ウクライナのゼレンスキー大統領は11日遅く、同国南部にあるザポリージャ原子力発電所の敷地内でロシア軍が火災を起こしたとソーシャルメディアX(旧ツイッター)に投稿し、世界各国・地域と国際原子力機関(IAEA)に対応を求めた。

ゼレンスキー氏によると、放射線量の水準は今のところ正常範囲内にある。

ロシアはウクライナへの全面侵攻開始直後の2022年3月にザポリージャ原発を占拠した。それ以降、同原発はウクライナの電力網から切り離されているが、ロシアは同原発を自国の電力網に接続できないでいる。IAEAは安全性悪化が懸念されるとして、ロシアに対し同原発をウクライナに返還するよう要求している。

原題:Ukraine Says Russian Army Starts Fire at Occupied Nuclear Plant(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.