アップル、AIインフラ構築でエヌビディアの半導体に依存せず

AI要約

アップルはAIソフトウエアインフラを構築する際に、エヌビディアの半導体ではなく、グーグルのクラウドインフラを利用していることが明らかになった。

調査資料によると、アップルはグーグルのTPUを使用してAIモデルを訓練している。

エヌビディアは製品として半導体やシステムを販売しているが、グーグルはクラウドプラットフォームを通じてTPUを利用できるようにしている。

アップル、AIインフラ構築でエヌビディアの半導体に依存せず

Max A. Cherney

[サンフランシスコ 29日 ロイター] - 米アップルは新たな人工知能(AI)ソフトウエアインフラを構築する上で、AI向け半導体最大手エヌビディアの半導体ではなく、アルファベット傘下グーグルのクラウドインフラに依存していることが、29日公表されたアップルの調査資料で明らかになった。

調査資料は、アップルがエヌビディアの半導体を全く利用していないとは明言していないが、AIツールのソフトウエアとハードウエアのインフラに関する説明には、エヌビディアのハードウエアに関する記述はなかった。

調査資料によると、アップルはAIモデルを訓練するために、グーグルの「テンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)」と呼ばれる集積回路を利用している。

エヌビディアは半導体やシステムを製品として顧客に販売しているが、グーグルは同社のクラウドプラットフォームを通じて顧客がTPUを利用できるようにしている。