8月の食品値上げ、642品目 チョコレートなど秋まで価格上昇

AI要約

帝国データバンクの調査によると、8月の食品値上げ品目数が前年同月比46.4%減少し、値上げの沈静化傾向が続いている。

ただし、チョコレート製品やパックご飯製品は原材料高などの理由で価格上昇が続く可能性がある。

通期の見通しでは1万6千品目を超える見込みだが、前年と比べ大きく下回ると予測されている。

 帝国データバンクは31日、8月の食品値上げ品目数が前年同月比46.4%減の642品目になるとの調査結果を発表した。8カ月連続で前年同月を下回り、値上げの沈静化傾向が続いた。ただチョコレート製品は原材料高で、秋まで断続的に価格上昇が続くと指摘した。10月には全体的に「値上げラッシュ」を迎えるとも予測した。

 今後、原料米の高騰により、パックご飯製品も価格が上がるという。

 通期の見通しでは1万6千品目を超えるものの、前年の約3万2千品目を大きく下回る見通し。

 8月の値上げ品目数の内訳は、乾麺やソースなどパスタ製品の値上げが目立った「加工食品」が319品目で最も多かった。