《松屋が値上げ&深夜料金導入》『牛めし並盛』なら7%加算で460円、『牛焼肉定食』なら900円…「牛めしは納得できる範囲内。牛定は薬味復活も考慮」の指摘

AI要約

松屋が一部商品の価格改定と深夜料金の導入を発表。価格改定を理由に松屋の公式サイトで改定前後の価格を公開。深夜料金は関東の1都6県の店舗で導入され、7%前後が加算される。

深夜料金の導入は松屋で新たな取り組みで、大手牛丼チェーンすき家もすでに実施している。SNSでは値上げや深夜料金に対するショックの声が続出している。

価格改定後の松屋の商品価格が他の牛丼チェーンに比べて納得できる範囲内であるとする意見もある。全体的に値上げ傾向が見られる中、深夜料金の導入も外食産業の動向を反映している。

《松屋が値上げ&深夜料金導入》『牛めし並盛』なら7%加算で460円、『牛焼肉定食』なら900円…「牛めしは納得できる範囲内。牛定は薬味復活も考慮」の指摘

 牛丼チェーンの松屋は7月16日に、一部商品の価格改定を行った。さらに関東の1都6県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県)の店舗では深夜料金を導入、22時から翌5時までの注文に対して7%前後が加算される。

 松屋の公式サイトによると、〈原材料価格の高騰や光熱費、人件費、配送費、包材費などの上昇、および為替変動の影響を受け、慎重に検討した結果、商品の質を維持・向上し、安定供給を図るため〉、一部商品の価格を改定するとのこと。主な価格改定商品は以下の通り。

【商品名:改定前価格→改定後価格】

牛めし(並盛):400円→430円

牛めしランチ(並盛):500円→530円

牛焼肉定食:790円→840円

カルビ焼肉定食:830円→880円

豚カルビ定食:650円→690円

焼鮭朝定食:630円→680円

 ここに7%前後の深夜料金が加算された場合、たとえば『牛めし(並盛)』なら460円、『牛焼肉定食』なら900円となる。

 深夜料金の導入は今年5月13日から、約1割の店舗で試験的に実施されていた。このときは7%前後を加算する店舗と10%前後を加算する店舗があったが、今回1都6県で導入するにあたり7%前後に統一された形だ。

 大手牛丼チェーンではすき家が今年4月から、全国の店舗において22時から翌5時までの注文に対し、7%の深夜料金を導入している。

 今回の松屋の価格改定と深夜料金の導入について、SNSでは〈松屋、値上げ+深夜料金でめっちゃ高くなってて泣いた〉などと、ショックを受ける声が続出。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう説明する。

「現在の大手牛丼チェーンにおける“並盛”を比較すると、すき家『牛丼(並盛)』が430円、吉野家『牛丼(並盛)』が468円です。これまで松屋『牛めし(並盛)』が400円だったというのは、かなり安かったと言えるでしょう。今回松屋が値上げして『牛めし(並盛)』が430円になったのは、標準的な価格に近づいたと見ることもできます。また、すき家も松屋も深夜料金を加算しても吉野家より安いということを考慮すれば、“並盛”に関しては納得できる範囲内での値上げだと思いますね」