太陽光パネル最大手の中国「ジンコソーラー」、サウジに10億ドル投じて新工場建設へ

AI要約

中国の太陽光パネル企業であるジンコソーラーが、サウジアラビアに10GW規模の太陽電池工場を建設する計画を発表した。

総投資額は約10億ドルで、これまでの海外投資プロジェクトとしては最大規模となる見通しである。

ジンコソーラーは中東地域全体で市場シェア50%超を目指し、サウジアラビアでは70%のシェアを獲得する計画だ。

太陽光パネル世界最大手の中国・晶科能源(JinkoSolar、ジンコソーラー)はこのほど、サウジアラビアに10GW規模の高効率太陽電池・モジュール工場を建設すると発表した。総投資額は約10億ドル(約1540億円)となる見込み。同社にとって過去最大の海外投資事業で、中国の太陽光パネル業界では最大の海外製造拠点となる見通しだという。

ジンコソーラーの発表によると、傘下の「JinkoSolar Middle East (ジンコソーラー・ミドルイースト)」が、サウジの政府系ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)傘下の「Renewable Energy Localization Company(RELC)」および「「Vision Industries Company(VI)」と合弁会社を設立し、事業を推進する。出資比率はそれぞれ40%、40%、20%となる。

同社は2023年、中東地域全体で市場シェア50%超を獲得、サウジアラビアではシェアが70%を上回った。

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*1ドル=約154円で計算しています。