「ビズリーチ!」のビジョナル、IPO後も成長続き最終利益100億円を突破予想…しかし株価の低迷は続く。カギは新規事業

AI要約

ビジョナルは急成長を続け、IPO後も増収増益を達成しており、国内を代表するグロース株となっている。

業績は順調で、2024年7月期の予想でも増収増益が期待されている。

市場変動にも負けず、今後も同社の成長が持続する見込みである。

「ビズリーチ!」のビジョナル、IPO後も成長続き最終利益100億円を突破予想…しかし株価の低迷は続く。カギは新規事業

「ビズリーチ!」のテレビCMが有名なビジョナルは、今や国内を代表するグロース銘柄だ。2021年4月のIPO後も成長が続く反面、株価はグロース市場全体と同様に低迷している。ビジョナルは今後も成長が続き、いずれ株価は上昇を始めるのだろうか?同社の決算を振り返る。みんかぶマガジン特集「決算書1000本ノック」最終回。

 転職サービスを展開するビジョナル<4194>は、ヘッドハンター向けなどの人材採用サービスの展開で急成長し、2021年4月にIPOを果たしました。

 近年は多くの企業がIPO後に成長鈍化を迎える中で、同社はIPO後も成長が続いており、今や日本を代表するグロース株となりました。東証グロース市場の低迷が続く中、グロース市場の時価総額首位となっていた同社は昨年12月にプライム市場に移り現在に至っています。東証プライム市場に移った後、同社の業績はどのようになっているのでしょうか?

 ビジョナルの業績推移は以下となっています(日本基準)。

・2022年7月期 売上高439億円(前期比53.2%増)、営業利益82億円(同249.7%増)、当期純利益58億円(同311.9%増)

・2023年7月期 売上高562億円(前期比28.0%増)、営業利益132億円(同59.7%増)、当期純利益99億円(同69.6%増)

・2024年7月期Q3累計 売上高489億円(前年同期比17.8%増)、営業利益152億円(同53.2%増)、当期純利益110億円(同57.5%増)

・2024年7月期(予想) 売上高664億円(前年同期比18.0%増)、営業利益172億円(同30.0%増)、当期純利益122億円(同23.1%増)

※当期純利益=親会社株主に帰属する当期純利益

 増収、増益が続いており、今期(2024年7月期)は第3四半期(Q3)累計ですでに前年通期の利益額を上回りました。上場市場変更後も同社の成長は続いており、今も国内を代表するグロース銘柄といえるでしょう。