〔米株式〕ダウ反落、57ドル安=注目企業決算控え、様子見ムード(23日)☆差替

AI要約

ニューヨーク株式相場は、注目度が高い米企業決算を控えて様子見ムードが広がり、反落した。

米企業の決算発表が相次いでおり、グーグルやテスラの業績公表が予定されていたため、市場は模様眺め気分になっていた。

ダウ平均は値動きが狭く、方向感に乏しい展開だったが、売りが膨らんだものの下げ幅は限定的だった。

 【ニューヨーク時事】23日のニューヨーク株式相場は、注目度が高い米企業決算を控え、様子見ムードが広がる中、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比57.35ドル安の4万0358.09ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は10.22ポイント安の1万7997.35で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2385万株減の8億3787万株。

 米企業の決算発表が相次いでいるが、この日の取引終了後にグーグルの親会社アルファベットやテスラの業績公表が予定されており、市場では模様眺め気分が強まった。午前のダウ平均は前日終値を挟んで比較的狭いレンジでの値動きが続いた。

 両社の決算のほか、今週は極めて重要な米経済指標である国内総生産(GDP)速報値、個人消費支出(PCE)物価指数も明らかになるため、動きづらい展開。午後のダウも方向感に乏しく、終盤に売りが膨らんだが、下げ幅は限定的だった。

 この日発表された6月の中古住宅販売件数は、前月比5.4%減の389万戸(季節調整済み、年換算)と、市場予想を大幅に下回ったが、相場への影響は限られた。

 ダウ銘柄では、ウォルト・ディズニーが3.4%安。原油相場安を眺めてシェブロンは1.9%安。

 一方、前日まで続落していたボーイングがこの日は買われ、4.2%高。アマゾン・ドット・コムが2.1%高。トラベラーズが1.5%高。