〔東京株式〕安値もみ合い=押し目買いも強まらず(25日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は売り材料不足や円高基調による影響で横ばい状態が続く。

市場全体の投資家心理が弱く、世界的に株価が下落し、日経平均も安定しない状況。

主要業種は下落し、特に半導体などのハイテク株が指数を押し下げている。

 (13時52分)日経平均株価はこの日の安値近辺でもみ合い状態。新たな売り材料は出ていないが、「日銀の金融政策決定会合が月末に控える中、利上げ観測から為替が円高基調になっており、押し目を拾う動きも強まらない」(国内証券)という。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比1159円90銭安の3万7994円95銭で始まるなど、底ばい状態。アジアの主要株価指数は総じて安く、米株先物の時間外取引も上値が重いなど「世界的に投資家心理の弱さがうかがえる」(大手証券)とされ、後場も買いは強まらない。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比989円66銭安の3万8165円19銭、東証株価指数(TOPIX)は60.29ポイント安の2732.83と、ともに大幅続落。前日の米国市場でハイテク株中心に売りが広がった流れを引き継ぎ、幅広い業種が下落した。為替相場が円高に振れたことも株式先物の売りを誘った。

 70%の銘柄が値下がりし、27%が値上がりした。出来高は10億4427万株、売買代金は2兆5028億円。

 業種別株価指数(33業種)は電気機器、機械、保険業、証券・商品先物取引業などが下落。上昇は空運業、パルプ・紙など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続落。出来高1億8604万株。

 【グロース】グロース250は小幅安。グロースCoreは小幅高。

 (10時02分)日経平均株価は一時1000円超下落するなど、下げ幅を広げている。プライム市場全体では2割の銘柄が上昇し、日経平均の構成銘柄も朝方に比べると値上がり数が若干増えているが、日経平均自体は下げ幅が縮まない。「米市場と同様に、半導体などハイテク株が指数を押し下げていることがうかがえる」(大手証券)という。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比630円65銭安の3万8524円20銭と大きく値下がりして始まった。米国株の下落を受けて幅広い業種で売りが先行し、下げ幅を拡大している。