〔東京株式〕小幅安=幅広い銘柄に売り(24日後場寄り付き)

AI要約

円高や日銀の利上げ観測により、日経平均株価は軟調。前場は売りに押され、後場も値を下げる展開。

半導体関連株に売りが入り、一進一退の状況が続く。バリュー株が重い展開となっている。

業種別では不動産業や鉱業が下落し、地道な上昇が見られる輸送用機器や医薬品が注目されている。

 (後場寄り)円高を嫌気し売りに押された前場の流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が値を下げている。後場の日経平均株価は前日比196円83銭安の3万9397円56銭で始まるなど小幅安。

 (前引け)【プライム】日銀の追加利上げ観測の高まりを背景に、朝方に比べて為替が円高に振れたことが嫌気され日経平均株価は軟調。午前の終値は、前日比85円55銭安の3万9508円84銭。東証株価指数(TOPIX)は、10.48ポイント安の2822.91。

 73%の銘柄が値下がりし、値上がりは23%。出来高は7億8334万株、売買代金は1兆8384億円。

 業種別株価指数(33業種)は不動産業、鉱業、電気・ガス業などが下落。上昇は輸送用機器、精密機器、医薬品など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は弱含み。出来高は1億7788万株。

 【グロース】グロースCore、グロース250はともに下落。

 (10時30分)朝方に値を消していた値がさの半導体関連株に買いが入り、日経平均株価は下げ幅を縮小している。プラス圏に転じる場面も見られ一進一退の状況だ。市場関係者は「(日経平均は)7月12日以降3000円弱下げているため、自律反発を期待する動きが見られている」(大手証券)という。ただ、バリュー株を中心にプライム市場の約7割の銘柄が値下がりしており上値は重い。

 (寄り付き)前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したのを受け、半導体関連株を中心に売られている。日経平均株価の始値は前日比257円65銭安の3万9336円74銭。