JALがボーイング機「787」を最大20機購入確定! 「航続距離が利点の機体」どう使う?

AI要約

ボーイングとJALの契約により、JALは最大20機の787を追加購入することが決定された。

JALは新たな路線の開拓や既存ネットワークの柔軟性向上を目指している。

JALの成長戦略として、国際線の拡充と成長を実現するため機材の増強を進めている。

JALがボーイング機「787」を最大20機購入確定! 「航続距離が利点の機体」どう使う?

 アメリカの航空機メーカー、ボーイングは2024年7月22日、JAL(日本航空)とボーイング787を最大20機追加購入する契約を発表しました。契約は初期タイプである787-8から胴体延長が図られた787-9を10機、さらにオプションで10機購入するというものです。

 ボーイングは、787-9は787シリーズの中で最も長い航続距離(1万4010km)を持ち、JALは新たな路線を開拓し、既存のネットワークに柔軟性を加えることができるとしています。今回の発注により、JALはボーイングに対し、787を10機、単通路機である「737MAX」を21機発注することになるとのことです。

 JALグループでは2024年7月現在、50機以上のボーイング787を運用しており、787-8を国際・国内線両面で、787-9を国際線で投入しています。

 JALは同年3月、グループ会社の国際線LCC(格安航空会社)、ZIPAIR向けの機体を含め787-9の国際線仕様機を10機導入する方針を明らかにしており、「今後成長が見込まれる北米・アジア・インドを中心に国際線の機材を増機・大型化し、2030年時点でフルサービスキャリア、LCCの事業規模を合わせて約1.4倍に拡大し、国際ネットワークの拡充と成長を実現していきます」としています。