世界最大級の英ファンボロー国際航空ショー開幕 英、次世代戦闘機の実物大模型お披露目

AI要約

世界最大級の航空機の国際見本市「ファンボロー国際航空ショー」が開幕し、英BAEシステムズが次世代戦闘機「テンペスト」の実物大模型を初公開。

日英伊による戦闘機共同開発計画に廃止論が浮上し、関係者の間でも論議が巻き起こる。

新型コロナウイルス禍の影響で航空各社が旅客機を新規発注し、部品不足などで受注残が増加している問題に対する解決策が話し合われる。

【ロンドン=黒瀬悦成】世界最大級の航空機の国際見本市「ファンボロー国際航空ショー」が22日、英南部ハンプシャー州のファンボロー空港で5日間の日程で開幕した。世界の航空機製造大手や民間航空会社の幹部、軍高官らが集まり商談を展開。英BAEシステムズは、英空軍向けに開発中の次世代戦闘機「テンペスト」の実物大模型を初公開すると発表した。

一方、英紙タイムズなどによると、日英伊による戦闘機共同開発計画について英政府内部で「予算の節約」を理由に廃止論が浮上しているとされ、ショーに訪れる当事国の関係者の間でも論議を呼びそうだ。

新型コロナウイルス禍の終息で航空各社が相次ぎ旅客機を新規発注し、ボーイングやエアバスなどのメーカーが部品不足などで大量の受注残を抱えている問題の打開策も関係各社の間で話し合われる見通しだ。