国産ウナギの丼が980円 高級すし店が仕掛ける新業態【WBS】

AI要約

高級すし店「銀座おのでら」などを展開するONODERAフードサービスが、国産ウナギを使用したうな丼を980円で提供する店をオープンした。低価格を実現するために、自動盛り付け機を導入し人件費を削減している。

国産ウナギを薪で焼き、燻製の香りをつけながら提供するランチ限定の「国産うな玉丼」は、特に人気があり、その味わいは評判が高い。

ONODERAフードサービスは近年、高級な食材をリーズナブルな価格で提供する店の展開に力を入れており、今後はウナギの海外展開も視野に入れている。

国産ウナギの丼が980円 高級すし店が仕掛ける新業態【WBS】

高級すし店「銀座おのでら」などを展開するONODERAフードサービスは、国産ウナギを使ったうな丼を980円で提供する店をオープンしました。歴史的な物価高の中で、その低価格を実現できた理由を取材しました。

昼時の東京・赤坂。行列の先にあったのが、「薪焼うなぎ 銀座おのでら本店」です。店で使っているのは全て国産のウナギです。目玉のメニューはランチ限定の「国産うな玉丼」。価格は980円です。その味は?

「薪の燻製の匂いが混ざり合って、口の中でホロホロと溶けていきます」(張宇新記者)

この店ではウナギを炭ではなく薪で焼き、燻製の香りをつけながらふっくらと焼き上げるのが売りです。国産うな重の並は2200円。なぜここまで安く提供できるのでしょうか?

「(国産ウナギの)材料費はかなり高いが、その分オペレーションで人を入れなくても回るようにしている」(「ONODERAフードサービス」小野寺勇司社長)

ご飯を自動で盛り付ける機械を導入し、会計も客が機械で自分で行う形にして人件費を削減しました。

高級すし店の印象が強い「銀座おのでら」ですが、近年は立ち食いずしや、回転ずし店を手がけるなど、高級な食材をリーズナブルな価格で楽しめる店の展開に力を入れています。

今後はウナギ専門店の海外展開も視野に入れているといいます。

「ウナギも海外の人に日本食として認知されてきている。その食文化を海外の人たちにも届けたい」(小野寺社長)

※ワールドビジネスサテライト