〔欧州株式〕おおむね下落=英0.28%高、独0.44%安(17日)

AI要約

17日の欧州株式市場はおおむね下落。英FTSE100は前日比0.28%高、ドイツDAXは0.44%安、フランスCAC40は0.12%安、ストックス欧州600は0.48%安。

オランダの半導体企業の株価大幅下落、他の半導体関連株も影響受けて欧州株低迷。一方、英株は市場予想を上回る英消費者物価指数で買いが優勢。

FTSE構成銘柄では、バーバリーやスミス・アンド・ネヒュー、BTが上昇。一方、アントファガスタやインターメディエイト・キャピタル・グループは安い。

 【ロンドン時事】17日の欧州株式市場はおおむね下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比22.56ポイント(0.28%)高の8187.46で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.44%安、フランスCAC40種指数は0.12%安、ストックス欧州600種指数は0.48%安だった。

 米政府が、企業が中国に先端半導体技術へのアクセスを提供し続けた場合、最も厳格な貿易規制措置の導入を検討すると日本、オランダの両政府に通達したとする米ブルームバーグ通信の報道を受け、オランダの半導体企業の株価は大幅下落。他の半導体関連株も落ち込み、欧州株は低迷した。他方、英株は6月の英消費者物価指数が市場予想を上回ったことを受け、買いが優勢となった。

 FTSEの構成銘柄では、高級衣料大手バーバリーが4.40%高と上昇率トップだったほか、医療機器大手スミス・アンド・ネヒューが2.49%高、通信大手BTが2.36%高と上げを主導。一報、産銅大手アントファガスタは6.11%安、資産運用大手インターメディエイト・キャピタル・グループは4.71%安だった。

 DAXでは、防衛大手ラインメタル(5.78%安)やエネルギー大手シーメンス・エナジー(4.36%安)、業務用ソフトウエア大手SAP(2.12%安)が売られた半面、化学大手BASF(2.96%高)や製薬大手バイエル(2.40%高)などが買われた。