〔欧州株式〕軒並み続落=英0.22%安、独0.39%安(16日)

AI要約

欧州株式市場は16日、軒並み続落した。各指数がマイナスを記録し、原油価格の下落や中国の経済指標の影響が指摘された。

商品関連株や高級品銘柄が下落し、FTSE100、DAX、CAC40などの主要指数が安い水準で取引を終了した。

バーバリーやセバーントレントなどの銘柄が下落し、一方でB&Mヨーロピアン・バリュー・リテールなどは上昇した。

 【ロンドン時事】16日の欧州株式市場は軒並み続落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比18.06ポイント(0.22%)安の8164.90で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.39%安、フランスCAC40種指数は0.69%安、ストックス欧州600種指数は0.28%安だった。

 原油価格の下落や中国の軟調な経済指標を背景に低迷した商品関連株が下げを主導。業績不振が明らかとなった高級品銘柄が前日からの下げ幅を拡大したことも、下押し圧力となった。

 FTSEの構成銘柄では、高級衣料大手バーバリーが5.30%安と続落。水道大手セバーントレントは4.81%安、同業のユナイテッド・ユーティリティーズは3.67%安と売られた。一方、小売り大手B&Mヨーロピアン・バリュー・リテールは4.34%高、同業のJDスポーツ・ファッションは2.53%高だった。

 DAXでは、高級車メーカーのポルシェが4.70%安、ハノーバー再保険が2.34%安、ミュンヘン再保険が1.79%安となった半面、コメルツ銀行は3.33%高、ヘルスケア大手フレゼニウスは2.57%高と買いが優勢だった。