手取り20万円で「車のローン」と「維持費」を支払ったらほとんど手元に残りません。ローンを組まない方がよかったですか?一括派の意見が知りたいです

AI要約

車の購入方法について、一括払いとローンの割合や理由について述べられている。

車の維持費には税金や保険料、メンテナンス費用などが含まれ、月々の費用が数万円から家計を圧迫する可能性がある。

実際の支出額やローン返済などを考慮すると、車の維持費だけで生活が厳しくなる可能性もある。

手取り20万円で「車のローン」と「維持費」を支払ったらほとんど手元に残りません。ローンを組まない方がよかったですか?一括派の意見が知りたいです

車を購入するときに、一括払いにしようかローンにしようか迷うことがあるでしょう。

車は車両本体価格だけでなく、購入後の維持費もさまざまかかります。そのためローンにすると、今回のケースのように、車の維持費に加えて月々のローン返済も発生し、家計を圧迫する要因になるかもしれません。

本記事では、車の購入を「一括でする人」と「ローンを利用する人」の割合、およびその理由をご紹介します。また車の維持費についてまとめていきます。

株式会社Clamppyが行ったアンケートによると、車を一括払いで購入する人とローンで購入する人の割合は表1のとおりです。

※株式会社Clamppy「【100人アンケート!】車を買うなら一括派? ローン派? 分割払いで失敗しないためのポイントと合わせて解説」を基に筆者作成

調査結果では一括派の方が多数でした。一括払いを選んだ理由としては、以下の意見があがっています。

・利息分を支払うのがもったいない

・ローンを組んで返済に追われたくない

・ローンは借金だと思っているので、組みたくない

ローンは利息の支払いがある分、通常は総支払額が一括払いよりも大きくなります。

よってそれを避けようとするユーザーが少なくないようです。また定期的な返済や借金をしている感覚を嫌う声もありました。一方、ローン派の意見を聞くと、以下のような声があります。

・一括で購入できる程お金がない

・貯金残高の管理がしやすいから

一括払いをしたくても金銭的な状況によってローンを組むケースや、今後のさまざまな出費に備えて貯蓄を残しておきたいケースがありました。

車を購入した後も、維持にはさまざまな費用がかかります。どのような項目にどれくらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。

◆車の維持費の概要

車の維持にかかるお金には、以下のような項目があります。

・税金(自動車税種別割、自動車重量税など)

・保険料(自賠責保険、任意保険など)

・メンテナンス費用(エンジンオイルの交換、タイヤ交換、クーラント交換など)

・車検費用

・燃料代

・駐車場代

・ローン返済(ローン購入した場合)

所有状況によっては出費が発生しない項目もありますが、税金や保険料・メンテナンス費用など車の使用者が支払う項目が多くなっています。

◆車の維持費の平均

ソニー損害保険株式会社が、18~59歳の男女1000名を対象に行った「2023年全国カーライフ実態調査」によると、1ヶ月当たりの車の平均維持費は、1万3500円でした。

金額に含まれている項目は「保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代など」です。ではここに、税金やローン返済を含めるとどうなるか見てみましょう。

東京都主税局「自動車税種別割」によると、自家用の自動車税種別割は、2019年10月1日以後の初回新規登録で、グリーン化特例の適用がない場合は、1年あたり2万5000円~11万円ほどかかることが分かります。

自動車重量税は、「2年自家用」のエコカーであれば、2年あたり本則税率で5000円~3万円です。これらの税金に加え、ローン返済が数万円加わるとしたら、最終的に毎月5万円前後かかるケースもあるかもしれません。

今回のケースのように手取り20万円の場合、家賃や食費などほかの生活費がどれくらいかかるかにもよりますが、車の維持費だけで家計が圧迫される可能性も考えられます。