BofA、4-6月の純金利収入は予想下回る-年内の増収転換見込む

AI要約

バンク・オブ・アメリカは、第2四半期の純金利収入が予想に届かず137億ドルに減少したが、年末までには増加すると見込んでいる。

同行の主力はコンシューマーバンキング事業であり、これがグローバルマーケッツやグローバルバンキング、ウェルスマネジメント事業の成長と収益性を補完している。

株式トレーディング収入は予想を上回り、手数料収入は28%増加したが、債券や為替トレーディング収入は予想に届かなかった。

BofA、4-6月の純金利収入は予想下回る-年内の増収転換見込む

(ブルームバーグ): バンク・オブ・アメリカ(BofA)が発表した4-6月(第2四半期)決算は、純金利収入が予想を下回ったが、同行は年末までには増加するとの見通しを示した。

最大の収益源の一つである純金利収入は4-6月に137億ドル(約2兆2000億円)に減少した。同行は先に、第2四半期が恐らく2024年の純金利収入の「谷」になるだろうと説明していた。16日のプレゼンテーションでは、10-12月(第4四半期)には恐らく145億ドル程度に増えるとの見通しを示した。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は発表資料で「主力のコンシューマーバンキング事業の強さと収益力は、グローバルマーケッツ、グローバルバンキング、ウェルスマネジメント事業の成長と収益性によって補完されている」と説明した。

第2四半期の純金利収入は、アナリスト予想の138億ドルには及ばなかった。

株式トレーディング収入は約20%増の19億4000万ドルと予想を上回った。債券、為替、商品トレーディング収入は前年同期比1%減で予想に届かなかった。ディールメーキングの回復が投資銀行業務の手数料を押し上げ、手数料収入は28%増加した。

原題:BofA Says NII to Climb After Quarterly Haul Misses Estimates(抜粋)

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