平均寿命以上まで生きられる人は何パーセント?健康寿命は何歳まで?長生きのために心がけたいポイント3つ

AI要約

平均寿命や健康寿命について解説しました。男女の寿命差や健康寿命の増加についても言及しました。

健康寿命を延ばすためのポイントについて次章で解説します。

ますます長生きするためには、健康な生活習慣を心がけることが重要です。

平均寿命以上まで生きられる人は何パーセント?健康寿命は何歳まで?長生きのために心がけたいポイント3つ

8月15日に、今年4回目の年金支給が行われました。年金は偶数月の15日に支給されます。支給のたびにありがたみや喜びを実感する一方、ふと「あと何回年金を受け取れるだろう」と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。

人間には寿命があります。また、健康に生きられる年数も人によって異なります。元気に長生きするためには、生活習慣などで心がけるべきポイントが存在します。加えて、老後を元気に暮らすには資産形成も重要です。老後資産の多さは、生活に余裕をもたらします。

この記事では、日本の平均寿命や健康に生きられる「健康寿命」について解説します。後半では長生きのコツや老後の資産形成の仕方についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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初めに、日本の平均寿命を見てみましょう。厚生労働省の「令和5年簡易生命表」によれば、2023年の0歳時点での男女の平均寿命は以下のとおりです。

 ・男性:81.09歳

 ・女性:87.14歳

女性のほうが男性に比べて6年以上寿命が長くなっています。

また、特定の年齢まで生存する人の割合は、以下のとおりです。

〈男性〉

 ・40歳:98.3%

 ・65歳:89.5%

 ・70歳:75.3%

 ・90歳:26.0%

 ・95歳:9.2%

〈女性〉

 ・40歳:98.9%

 ・65歳:94.4%

 ・70歳:87.9%

 ・90歳:50.1%

 ・95歳:25.5%

平均寿命以上の90歳まで生きられる人は男性が26.0%、女性が50.1%となっています。男性は4人に1人、女性は2人に1人が90歳まで生きられることがわかります。

では、健康に生きられる「健康寿命」は何年なのでしょうか。内閣府が公表している「令和5年版高齢社会白書(全体版)」によると、2019年度時点での男女の健康寿命は以下のとおりです。

 ・男性:72.68年

 ・女性:75.38年

男性は約73年、女性は約75年が健康に生きられる年数とされています。調査時点から約10年前の2010年時点では男性が70.42年、女性が73.62年のため、2~3年程度健康寿命は延びているといえます。

一方で、男女どちらも平均寿命や健康寿命が延びているため、男女差は縮まっていません。「女性のほうが男性よりも長生き」という事実は、数年変わっていないようです。

では、健康寿命を延ばしてより長生きするには、何を心がければよいのでしょうか。次章で解説します。