経済が停滞している日本でも将来「大きな利益」を得る納得の「最強ワザ」

AI要約

投資信託は長期保有が重要であり、世界株式型の投資信託が安定的な利益をもたらすことが示唆されている。

世界の株式市場は過去30年間で右肩上がりの成長を続けており、将来への投資に適している。

日本企業の時価総額ランキングが急速に下落し、世界の企業が成長する中で世界株式型の投資信託が有益である。

経済が停滞している日本でも将来「大きな利益」を得る納得の「最強ワザ」

投資はしなきゃと思ってるけど、もし貯蓄が減ったら……と思うと、どうしても最初の一歩が踏み出せないという人は、意外と少なくないでしょう。「そんな臆病な投資こそ、実は手堅い王道ど真ん中の投資」と言うのは『この世でいちばん臆病な投資生活』(サンマーク出版)の著者で1400億円以上の資産を仲介で預かる日本トップの投資アドバイザー集団を率いる福田猛氏。本書から一部抜粋、再構成してお届けします。

私は長年、証券会社でいろいろな商品を見てきました。

今はクライアントが資産運用するためのアドバイザーをしていますが、多くの商品を見てきて、長く投資を続けられて、将来大きな利益を得るための方法はたった1つしかないと結論付けました。

それは

世界株式型の投資信託×つみたて投資

です。

これは今すぐ億り人にはなれなくても、人生が次のステージになった頃に億り人になっている可能性のある方法です。

ここまでお話ししてきたように、投資信託は基本的に長く保有する商品です。

ほかの投資は「売る」ことを前提にしていますが、投資信託は「売らない」ものだと思ったほうがいいのです。

それも2、3年ではなく、20年、30年持ち続けてこそ、真価を発揮します。

ここ数年で証券会社や銀行が、短期的に売買を繰り返す販売法を反省し、投資家側も長く保有するのがいいという意識が高まってきました。

なぜ長く持っておくのがいいのかというと、答えは単純で、将来的に利益が増えるからです。

ただし、そのためには利益が増えていく商品を選ばなくてはなりません。

その商品こそ、「世界株式型」の投資信託です。

世界株式型とは、その名の通り、日本だけではなく世界各国の株式を集めた商品です。

今、日本は30年間経済が低滞していると言われています。

たとえば、最近タイに行った人から、「ラーメンが1杯で2000円を超えていた」なんて話を聞きます。これは、タイが急激に成長していて、日本はどんどん沈んでいっているという、悲しい現実の表れです。

日本人は、基本的に豊かな生活を送っているので、あまり実感はないかもしれませんが、世界的に見ると、新興国にも追い抜かれるかもしれないくらいのヤバい状況です。

だから、国内だけでなく、世界の企業に分散投資をしたほうがいいのです。

世界の株式はこの30年間、ずっと右肩上がりで上昇しているというデータがあります。

世界の株式は20年でも、50年でも、長期で持てば平均的に7%くらいのリターンを投資家に提供してきました。〇〇ショックで一時的には落ちても、そこで耐えたら落ちる前以上に上がっていくということです。

株価が値上がりするのは、企業の価値が評価されて株を買う人が増えて、時価総額が上がっているからです。直近では、アメリカのアップル社は時価総額で約3兆ドルを突破しました。

実は約30年前、平成元年の世界の時価総額ランキングでは、上位50社中32社を日本の企業が占めていました。なんと世界1位は日本のNTTだったのです(当時の時価総額は約1638億ドル)。

ですが2023年には、上位50社の中に日本企業はトヨタ1社だけ(42位)。1位のアップル社を筆頭に、トップ10にはアマゾンやグーグル、マイクロソフト、エヌビディアといったアメリカのIT企業がずらりと並んでいます。

これはつまり、日本がデフレなどの不景気で経済が低迷している間に、世界の企業はビジネスシーンを拡大させて、ぐんぐん成長していったということです。