平均年収458万円 “日本で一番売れているメルセデス・ベンツ” SUVの「GLC」が欲しい! どれくらいの年収ならば買えるのでしょうか?

AI要約

JAIAが発表した2024年上半期の新規登録台数順で3位になったGLCは、メルセデス・ベンツのSUVで、ベストセラーSUVとして人気を誇るモデルである。

GLCは2023年にフルモデルチェンジを行い、安全運転支援システムや先進技術を搭載し、SUV特有のオフロード性能も向上している。

GLCを一括購入する場合、1000万円程度の予算が必要で、そのためには年収が2000万円程度あれば無理なく購入可能とされている。

平均年収458万円 “日本で一番売れているメルセデス・ベンツ” SUVの「GLC」が欲しい! どれくらいの年収ならば買えるのでしょうか?

 JAIA(日本自動車輸入組合)は2024年上半期モデル別新規登録台数順を発表しました。

 そこで3位を記録したのが、メルセデス・ベンツのSUV「GLC」です。そんなGLCを買うには、年収がいくら必要なのでしょうか。

 GLCは2015年にデビューしたプレミアムミドルサイズSUVです。2020年と2021年にはメルセデス・ベンツの中でベストセラーSUVモデルとなり、全世界での累計販売台数260万台を記録しています。

 そして2023年には、メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルであるSクラスが採用していた最新技術を取り入れる形で、初のフルモデルチェンジを行っています。

 サポート精度を高めた安全運転支援システム、 大型メディアディスプレイによる直感的な操作設定、 SUV初の3AR(拡張現実)ナビゲーション、生体認証による設定、高機能ヘッドライトなどが取り入れられています。

 また、前面下方の路面の映像を映し出す「トランスペアレントボンネット」や傾きをディスプレイに表示する「オフロードスクリーン」を標準装備。これによりSUV特有のオフロード性能も向上しています。

 パワートレインは2リッターのクリーンディーゼル直列4気筒ターボエンジンの「OM654M」を採用したことにより、速やかなレスポンスと優れたパワー伝達が可能です。

 そんなGLCは、2024年上半期に3552台が新車登録されました。

 新車で購入する場合はもっとも安価なベースグレード「GLC220d 4MATIC」で839万円になります。現実的には本体の一割程度の価格となるオプションも付けた上で購入し、さらに税金や諸費用も嵩むため、1000万円程度になるでしょう。

 では、GLCのオーナーになるとしたら、いったい年収はいくらあればいいのでしょうか。

 一般的に、無理なく払えるクルマの予算は、年収の半分程度といわれます。そこで、上述の予算1000万円を倍にして、2000万円の年収があれば買えるということになります。

 国税庁の統計調査によると、2022年度の平均年収は457万6000円で、男性の平均は563万3000円、女性は313万7000円です。共働きの世帯年収を想定して男女の平均額を足しても877万円となり、それでも2000万円には達しません。

 やはりメルセデス・ベンツの新型モデルということで、ベースグレードといえどもGLC の新車を一括で購入するには、相当な金額の年収がなければ厳しいようです。