〔欧州株式〕軒並み下落=英0.85%安、独0.84%安(15日)

AI要約

欧州株式市場は週明け15日に軒並み下落。英FTSE100やドイツDAX、フランスCAC40など主要指数が安値で引けた。

高級品銘柄の低迷や中国経済の鈍化による影響が株価を押し下げた。特にバーバリーの業績悪化や中国の成長率減速が鉱業セクターに影響を与えた。

バーバリーやシーメンス・エナジー、BMWなどが下落し、一方でアシュテッド・グループ、3iグループなど一部の銘柄が上昇した。

 【ロンドン時事】週明け15日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比69.95ポイント(0.85%)安の8182.96でこの日の取引を終えた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.84%安、フランスCAC40種指数は1.19%安、ストックス欧州600種指数は1.02%安で引けた。

 欧州株は、英高級衣料大手バーバリーが業績悪化に伴う配当停止を発表したことで、株価急落を招くなど、高級品銘柄が低迷したことが響いた。また、中国の4~6月期の成長率が鈍化したことを受け、鉱業セクターが落ち込んだことも押し下げ要因となった。

 FTSEの構成銘柄では、バーバリーが16.08%安と下落率トップ。小売り大手フレイザーズ・グループと産銅大手アントファガスタは3.60%安と続いた。一方、建機レンタルのアシュテッド・グループは2.45%高、プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループは1.69%高と買われた。

 DAXでは、エネルギー大手シーメンス・エナジー(4.94%安)や電力大手RWE(3.42%安)、高級車メーカーBMW(2.56%安)が下げを主導した。