フィンク氏、「好景気」政策の追求を米大統領選候補者に呼び掛け

AI要約

ブラックロックのCEO、ラリー・フィンク氏は、米国内の分断を克服するように大統領候補に呼びかけ、経済成長や規制緩和を求めている。

フィンク氏は、減税だけではなく米国の許認可プロセスの合理化を含む強化が必要であると主張している。

経済成長の重要性を強調し、現在の財政赤字の増加が将来世代に負担を強いる可能性があると警告している。

(ブルームバーグ): 米資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)はトランプ前大統領の暗殺未遂事件を受け、国内の分断を克服するよう大統領選の候補者に呼び掛けた。資本市場の成長や規制負担の軽減、経済成長を追求するようバイデン大統領やトランプ氏に求めている。

フィンク氏はブラックロックの4-6月(第2四半期)決算発表後、CNBCのインタビューで「成長は減税ではもたらされない。短期的すぎる」と発言。国内での許認可プロセスの合理化などで「米国を強化していく必要がある」と述べた。

また、米国の政治的言説は「特に恐ろしいもの」だが、そうした話し合いは共通点を見いだし、成長を促進するためには重要だと指摘。「ロナルド・レーガンが何をしたかを思い出す。彼はその希望を与えることで好景気を生み出した」と語った。

フィンク氏は、経済成長がなければ「持続不可能な水準」にある財政赤字の増加は将来世代にとって大きな負担になるとも述べた。

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原題:Larry Fink Urges Biden, Trump to Pursue ‘Economic Boom’ Agenda(抜粋)

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