「野獣」を解き放ったポールスター、2026年市販予定のEVロードスターを過激にカスタム

AI要約

ポールスターは「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」にて新型EVロードスター『ポールスター6』のプレビューモデル『6コンセプトBST』を初公開。

コンセプトBSTはクラシックなデザインや攻撃的な外観、800ボルト電気アーキテクチャーを採用し、ポールスター6の特徴を示す。

ポールスター6は接着アルミ構造を採用し、ボディ剛性や走行レスポンスを向上させることで、優れたハンドリングダイナミクスを実現。

「野獣」を解き放ったポールスター、2026年市販予定のEVロードスターを過激にカスタム

ポールスターは7月11日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」において、ポールスター『6コンセプトBST』を世界初公開した。車名の「BST」とは、ビースト(野獣)を意味する。

コンセプトBSTは、クラシックなモータースポーツシルバーに仕上げられた特注のボディが特徴で、筋肉質なフレアアーチや22インチの鍛造アルミホイールを備えている。独自のベントデザインを持つエアロダイナミックなボンネットと攻撃的なフロントスプリッターが前面を飾り、リアには大型リアウィングとレーシングカーにインスパイアされたグラフィックが施されている。

コンセプトBSTは、2026年に市販予定のEVロードスター『ポールスター6』のプレビューモデルでもある。ポールスター6には、高性能な800ボルト電気アーキテクチャーを採用する。目標とする動力性能は、0~100km/h加速3.2秒、最高速250km/hという。

ポールスター6には、英国のポールスターの研究開発部門が手がけた接着アルミ構造を採用する。接着アルミ構造は軽量で剛性が高く、優れた性能と環境上の利点を備えている。

ポールスターのエンジニアリングチームは、ボディとプラットフォームの両方を同時開発するという新しい製造プロセスを見出すことにより、量産が難しいとされる接着アルミ構造を、新型EVクーペの『ポールスター5』向けに実用化した。

接着アルミ構造を導入したポールスター6のプラットフォームは、ボディ剛性や走行レスポンスの向上を目指してチューニングされている。小さなロール角と高いロールダンピングのおかげで、ハンドリングダイナミクスを追求した。また、俊敏でダイレクトなステアリングフィールも備えている。