英中銀は利下げを、インフレ再加速の可能性低い=ディングラ委員

AI要約

イングランド銀行(BOE)金融政策委員会のディングラ委員は、英国のインフレ率が再び急上昇する可能性は低いと述べ、金利を引き下げるべきだと主張。

ディングラ氏は、金融政策委員会で利下げに賛成しており、インフレ率が再び加速する可能性は低いと分析。

8月1日の次回会合での0.25%ポイント利下げの可能性が半々視される中、ディングラ氏は英国の需要が弱いため、インフレ率が再び上昇することはないと語っている。

英中銀は利下げを、インフレ再加速の可能性低い=ディングラ委員

[ロンドン 15日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会(MPC)のディングラ委員は、英国のインフレ率が再び急上昇する可能性は低いと述べ、借り入れコストを引き下げるべきとの考えを示した。

15日に放送されたポッドキャスト「ザ・レスト・イズ・マネー」のインタビューで「今こそ(金利)正常化を始めるべき時であり、そうすればインフレ率を押し下げるための取り組みに伴う生活水準の低下にようやく終止符を打つことができる」と語った。

ディングラ氏は2月以降、金融政策委で利下げに票を投じており、最近ではラムスデン副総裁も同調。しかし、政策委の他の7人のメンバーの主張で金利据え置きが続いている。

投資家は、8月1日の次回会合で0.25%ポイント利下げする可能性をほぼ半々とみている。

ディングラ氏は、英国の需要は弱過ぎるため、5月に中銀目標の2%に戻ったインフレ率が再び加速することはないと述べた。