NYダウ終値247ドル高、2か月ぶりに4万ドル台回復…取引時間中の最高値更新も

AI要約

ダウ平均株価は2か月ぶりに4万ドル台を回復し、一時500ドル超上昇して4万257.24ドルをつけた。

米国のインフレ鈍化や利下げ期待から、米長期金利が低下して株価が上昇した。

IT企業の銘柄が値上がりし、ナスダック総合指数も上昇した。

 【ニューヨーク=小林泰裕】12日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比247・15ドル高の4万・90ドルとなり、約2か月ぶりに4万ドル台を回復した。一時500ドル超上昇して4万257・24ドルをつけ、取引時間中の最高値を更新した。

 米国のインフレ(物価上昇)が鈍化しつつあり、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るとの期待から、米長期金利が低下した。半導体大手インテルやIT大手IBMなどの銘柄が値上がりし、5月17日につけた終値としての最高値(4万3・59ドル)に肉薄した。

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は115・04ポイント高の1万8398・45だった。