政策調整正当化される公算大、インフレ鈍化示すデータ受け=米SF連銀総裁

AI要約

米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、最近の指標がインフレの鎮静化を示し、利下げの正当化について語った。

インフレは鈍化する可能性があるが、進展が一様でないため利下げの適切性は検討されるべきだと述べた。

経済の様々なデータを踏まえて、デイリー総裁は一定の政策調整が必要性を示唆した。

政策調整正当化される公算大、インフレ鈍化示すデータ受け=米SF連銀総裁

[11日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は11日、最近の指標がインフレの鎮静化を示していることは「安心材料」で、物価圧力と労働市場における一段の緩和が利下げを正当化すると想定していると述べた。

デイリー総裁は「雇用、インフレ、国内総生産(GDP)伸び率、経済見通しなどのデータを含む一連の情報を踏まえ、一定の政策調整が正当化される公算が大きい」という認識を示した。

インフレはさらに鈍化する公算が大きいものの、進展が「一様ではない」可能性があるため、連邦準備理事会(FRB)当局者による6月時点の見通しである年内「1回もしくは2回」の利下げが適切となる可能性があると述べた。