関西、神戸2空港 来春にも発着枠拡大 地元団体が正式合意へ

AI要約

関西空港と神戸空港の発着枠が増加することで、新しい飛行経路の導入に地元の合意を得た。

増えた発着枠により、関西と神戸の国内線増便が見込まれる。

関西3空港懇談会が関空、神戸、伊丹の空港運用を決めており、今回の増枠も取りまとめられた。

関西、神戸2空港 来春にも発着枠拡大 地元団体が正式合意へ

 関西空港の発着枠が、いまの1時間あたり最大45回から、最大60回に増える。神戸空港も1日あたり最大80回が最大120回となる。発着枠の拡大に必要な新しい飛行経路の導入に、地元団体が15日、地元への配慮を前提とした合意を表明する。来春にも運用が始まる見込みだ。

 これにより関空、神戸ともに国内線の増便に応じやすくなる。来年の大阪・関西万博で見込まれる関西への航空需要の増加も取り込む狙いだ。

 関空、大阪(伊丹)、神戸の3空港が集中する関西では、行政や経済団体が2003年に設けた「関西3空港懇談会」(座長=松本正義・関西経済連合会会長)が運用のあり方を決めてきた。