キャセイ航空、25年序盤にコロナ禍前の運航便数回復へ-予想前倒しか

AI要約

キャセイパシフィック航空は2025年の最初の数週間にコロナ前の運航便数を完全に回復する見込み。

同社はパイロット採用プログラムの順調な進展と旅行需要の持続的な回復が背景となっている。

新たな路線追加や輸送能力の拡大を検討しており、楽観的な見通しを示している。

(ブルームバーグ): 香港のキャセイパシフィック航空では運航便数がコロナ禍前の水準を完全に回復する時期が2025年の最初の数週間となる見込みだ。パイロット採用プログラムが順調に進み、旅行需要が引き続き好調なことが背景。事情に詳しい関係者が明らかにした。

キャセイ航空は現在、コロナ禍前の約8割の水準で運航している。25年序盤までに完全に持ち直すとの予測は、その時期が1-3月(第1四半期)になるとしていた事前予測よりもやや楽観的だと、関係者は非公開情報を理由に匿名で語った。

同社の広報担当者にコメントを求めたが、すぐに回答はなかった。

キャセイ航空は、中国の寧波やオーストラリアのケアンズなどを結ぶさまざまな路線を夏と冬のスケジュールに新たに追加したことで、事業回復に弾みがついた。関係者によると、同社はさらにフライトを増やす予定で、米国方面向けの輸送能力拡大に向け、使用されていない機体を再び活用する可能性もある。

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原題:Cathay Pacific Mulls Upgrading Its Post-Covid Recovery Timeline(抜粋)

--取材協力:Linda Lew.

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