米CPI発表後に円急騰、政府・日銀が介入と一部報道

AI要約

ニューヨーク外国為替市場で円が急上昇し、政府・日銀が為替介入を実施した可能性が報道された。

財務官は為替介入の有無についてコメントしない立場を示し、財務省は回答を保留している。

市場関係者は、米消費者物価指数の低下を受けてドルが売られたとの見方を示している。

米CPI発表後に円急騰、政府・日銀が介入と一部報道

[ニューヨーク/東京 11日 ロイター] - 11日朝のニューヨーク外国為替市場で、6月の米消費者物価指数(CPI)の発表直後に円が対ドルで急上昇し、一時2.7%高の157.4円を付けた[L6N3J30FD]。テレビ朝日は日本の政府関係者の話として、政府・日銀が為替介入を実施したと伝えた[L4N3J317C]。

時事通信によると、神田真人財務官は11日夜、財務省内で記者団に対し、為替介入の有無について「何もコメントする立場ではない」と語った[L4N3J317K]。ロイターは財務省に問い合わせたが、現時点で回答を得られていない。

市場関係者の間では、6月の米CPIを受けてドルが売られたとの見方も出ている。米労働省が朝方発表した同指数は前月比でマイナス0.1%と予想外に低下した。前年比は3.0%の上昇だった。