ボーイング納入、前年割れ2四半期連続 737MAX、受注も低調=24年4-6月期

AI要約

ボーイングの2024年4-6月期(第2四半期)実績が発表され、引き渡しと受注が前年同期比で大きく減少したことが報告された。

競合他社のエアバスも同じ期間に引き渡しと受注が減少しているが、ボーイングよりも落ち込みは少ない状況である。

機種別で見ると、主力機の737が特に引き渡しと受注の両方で低調な結果となっており、今後の業績に影響が出る可能性がある。

ボーイング納入、前年割れ2四半期連続 737MAX、受注も低調=24年4-6月期

 ボーイングの2024年4-6月期(第2四半期)実績は、民間機引き渡しが前年同期比44機(32.4%)減の92機で、2四半期連続で前年同期を下回った。受注は25機で、前年6月はパリ航空ショーが開催され大型受注があったため、382機(93.9%)減となった。納入・受注ともに主力小型機の737 MAXが低調に推移したことが影響した。

 競合のエアバスは4-6月期に181機(前年同期比8機減)を引き渡し、157機(同767機減)を受注した。

 機種別で見ると、引き渡しは737が70機(前年同期は103機)、767が6機(8機)、777が7機(5機)、787は9機(20機)だった。

 受注は737が3機(前年同期は288機)、767がゼロ(ゼロ)、777が13機(31機)、787が9機(88機)だった。