“AI幹事”乾杯の音頭、飲み物残量でおかわり提案も 「導入したい」問い合わせ相次ぐ

AI要約

AI幹事が居酒屋で活躍。飲み物や料理の残り具合を認識し、おかわりの提案もする新しいサービスが登場。

AI幹事はGPT-4oを使用し、音や景色まで感知できる新しい生成AI技術を活用している。

導入後の反響も大きく、多くの飲食店が導入を希望。将来的にはさらなる進化が期待される。

“AI幹事”乾杯の音頭、飲み物残量でおかわり提案も 「導入したい」問い合わせ相次ぐ

 居酒屋で「幹事」のように振る舞うAIが登場しました。飲み物の残りの量を認識して、おかわりの提案もしてくれます。

 テーブルに置かれたタブレット。先週発表されたばかりの「AI幹事」です。

AI幹事

「それでは、お互いの健康と幸せを願って乾杯!」

 乾杯の音頭をとったかと思えば…。

AI幹事

「料理は枝豆とサラダがあるね。両方ともまだあるけど、そろそろ他のもの注文しようか。それから飲み物だけど、ビールがだいぶ減ってきているね。追加で頼んでおくよ。ビールでいいかな?」

 料理や飲み物の残り具合を読み取って、おかわりを提案してくれました。

 開発したのは、都内のベンチャー企業です。

Gatebox 武地実CEO

「AI幹事ではGPT-4oという最近出た生成AI技術を使っている。景色とか音とかも全部分かるっていうところが、本当にAIに目と耳がついたような感じ」

 実際に体験してみました。

 タブレットの前で、3人がグラスを構えると…。

AI幹事

「みなさん、きょうは集まってくれてありがとう。飲んで食べて、楽しい時間を過ごしましょう。お互いの健康と幸せを願って乾杯!」

 これは、乾杯しそうな雰囲気を感じ取って、AIが発言しているということです。さらに…。

AI幹事

「みんな飲み物どう?そろそろ新しいのを頼もうか?」

 最大の特徴が、皿やグラスの空き具合を判定できること。

AI幹事

「料理が無いみたいだから、そろそろ注文しようかと思っているんだけど、何かリクエストある?」

 たまに、料理を間違えることもありますが、居酒屋にあるメニューは、ほとんど認識できるといいます。

AI幹事

「シャンパンがほとんどなくなっているけど、もう一本追加する?ビールとかコーラはまだ余裕あるし、そっちも続けて飲んでね」

 「AI幹事」は、発表直後から予想以上の反響があり、1週間で10以上の飲食店から、「導入したい」という問い合わせが来たということです。

武地CEO

「まずは100店舗での導入を最初の目標にしたい。人手不足を解消したりとか、追加注文を促進することで、お店の売り上げにつながる。ゆくゆくは常連さんだったら、毎回頼んでいるメニューを全部覚えて、いつもこれ頼んでいないけど、これも食べてみたら…みたいなことも言えたら、ちょっと面白いですよね」

(「グッド!モーニング」2024年7月11日放送分より)