"史上初"の出来事にロシアも反応か アメリカ空軍の「ご長寿爆撃機」がルーマニアに初展開

AI要約

アメリカ空軍は2024年7月21日、B-52H「ストラトフォートレス」戦略爆撃機がルーマニアに展開した。

B-52Hは60年以上現役であり、ルーマニアに展開するのは初めて。

展開時にロシア軍の要撃を受けたが、問題なく目的地に到着。

 アメリカ空軍は2024年7月21日、B-52H「ストラトフォートレス」戦略爆撃機がウクライナの隣国であるルーマニアに展開したと発表しました。

 B-52Hは、1960(昭和35)年に初飛行したアメリカ空軍の爆撃機で、エンジンの改修を重ねることで、運用が開始されてから60年を経てなお、未だ現役にとどまり続けることが決定されています。

 アメリカ空軍の発表によると、今回ルーマニアに展開したのはアメリカのルイジアナ州に位置するバークスデール空軍基地の第2爆撃航空団に所属する2機のB-52H。途中で空中給油を受けながら、ルーマニアのミハイル・コガルニチャヌ空軍基地に到着しました。アメリカ空軍の戦略爆撃機がルーマニアに展開するのは、これがはじめてのことです。

 ちなみに、このB-52Hの展開に際して、ロシア軍はバレンツ海上空で航空機による要撃を実施したとのことですが、B-52Hはとくに進路を変更することなく、そのままルーマニアに向かったとのこと。