スーパー売上高0.1%増 5月、農産物の価格上昇

AI要約

日本チェーンストア協会が25日発表した5月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比0.1%増。野菜など農産物の価格上昇が要因。

食料品は2.2%増。1人当たりの購入点数は減少するものの、農産物価格の上昇が影響。衣料品は9.0%減で天候不順の影響。

協会担当者は物価高の影響について、賃上げの浸透が消費を強化すると指摘。

 日本チェーンストア協会が25日発表した5月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比0.1%増となり、15カ月連続で前年を上回った。野菜など農産物の価格上昇が押し上げた。全店ベースの売上高は1兆323億円だった。

 売上高全体の約7割を占める食料品は2.2%増。物価高による節約志向で1人当たりの購入点数が減少しているものの、農産物の店頭価格上昇が押し上げ要因となった。一方で衣料品は9.0%減だった。天候不順が響いたという。

 協会担当者は物価高の影響に関し「賃上げが浸透しないと消費は力強くならない」と指摘した。