ウクライナ「平和サミット」閉幕、グローバルサウスの支持獲得ならず

AI要約

ウクライナの平和サミットがスイスで開催され、新興国からの支持を得られずに終了した。

共同声明にはインドやインドネシア、南アフリカ、サウジアラビアなどが署名をせず、参加国のうち84カ国のみが署名した。

ウクライナはロシアを孤立させるためにBRICS諸国の支持が必要と考えていたが、中国やブラジルの協力も得られなかった。

(ブルームバーグ): スイスで開催されたウクライナ「平和サミット」が2日間の日程を終了して閉幕。ウクライナのゼレンスキー大統領は、新興国を中心とする「グローバルサウス」の一部主要国からの支持を取り付けることはできなかった。

15-16日に開催された同会議の共同声明には、インド、インドネシア、南アフリカ、サウジアラビアなどが署名をしなかった。主催者が配布したリストによれば、会議に参加した計100余りの国・機関のうち、共同声明に署名したのは84にとどまった。

ウクライナ当局者はロシアを孤立させるためにはBRICS諸国の取り込みが不可欠と考えていたが、今回の会議に中国は不参加で、オブザーバーとして参加したブラジルも共同声明に署名しなかった。

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原題:Ukraine Bid Falters as Nations Don’t Sign on to Summit Text(抜粋)

--取材協力:Arne Delfs.

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