北朝鮮の「軍事衛星」打ち上げ失敗 空中で爆発 韓国メディア“ロシアの技術支援か”

AI要約

北朝鮮の軍事衛星搭載ロケットが空中で爆発した映像が公開され、新エンジン開発が原因である可能性が浮上

韓国メディアは新型エンジンにはケロシンを使用し、ロシアの技術支援を受けていると報道

北朝鮮は国連安保理が禁止した行為に関わる可能性があるが、ロシアの支援が今後も続く可能性もあると報じられている

北朝鮮の「軍事衛星」打ち上げ失敗 空中で爆発 韓国メディア“ロシアの技術支援か”

これはJNNのカメラがとらえた、北朝鮮が「軍事衛星」を搭載し打ち上げたロケットが空中で爆発する瞬間とみられる映像です。韓国軍も映像を公開し、黄海上で多数の破片を探知したとしていて、空中で爆発したとみています。

朝鮮中央通信

「新たに開発した液体酸素と石油エンジンに問題があった」

一方、北朝鮮も打ち上げの失敗を認めていて、新たに開発したエンジンが原因だと主張しています。

この、北朝鮮がいう「新しいエンジン」について韓国メディアは、灯油の主成分ケロシンを液体酸素とともに燃焼させる、新型だと指摘。ロシアからの技術支援により作られたものだとの見方をしています。

その上で、ケロシンを使用した技術は宇宙開発の現場で世界的に広く使われているため、北朝鮮は「国連安保理が禁止した行為だ」という批判を免れるために「賭けにでた可能性」があると分析しています。

また、韓国メディアは政府関係者の話として、これまでに多くのロシアの技術者が北朝鮮を訪問し、エンジンの燃焼実験を繰り返していたと報道。今後、ロシアがさらに積極的な支援に乗り出す可能性があるとの専門家の見方も報じています。