ロシア軍参謀本部通信総局トップの中将を収賄容疑で拘束…軍と国防省の綱紀粛正図る

AI要約

ロシア軍のトップが収賄容疑で拘束され、軍事関連の巨額汚職事件が発覚している。

プーチン政権下で綱紀粛正が進められ、軍や国防省関係者が相次いで拘束されている。

拘束された人物にはロシア軍参謀本部通信総局トップと国防省の高官も含まれ、賄賂や職権乱用の疑いが持たれている。

 タス通信などは23日、ロシア軍参謀本部通信総局トップのワジム・シャマリン中将が収賄容疑で拘束されたと報じた。軍事関連の契約を巡る巨額の汚職事件とみられる。別件で国防省の調達部門の高官も職権乱用の疑いで拘束され、この1か月に拘束された軍や国防省関係者は5人に上る。プーチン政権は通算5期目に入り、軍と国防省の綱紀粛正を図っている模様だ。

 シャマリン氏は2020年から陸軍で秘匿情報を含む通信関連の部隊を担当していた。通信機器の製造工場から契約を結ぶ報酬として賄賂を受け取った疑いがあるという。3600万ルーブル(約6200万円)以上の利益を得たとされる。