ロシア軍参謀本部幹部、収賄容疑で拘束 高官の拘束相次ぐ 露紙報道

AI要約

ロシア軍の高官が収賄容疑で相次いで拘束されている。シャマリン中将が最新の逮捕者であり、賄賂を受け取った疑いがあると報じられている。

国防省内での汚職の発覚が相次ぎ、特に特別軍事作戦の長期化に伴う引き締めが固くなっている可能性もある。イワノフ次官やクズネツォフ中将なども過去に同様の容疑で逮捕されている。

過去に特別軍事作戦に参加し、上層部を批判したポポフ少将も詐欺容疑で逮捕されており、国防省内の問題が表面化している。

ロシア軍参謀本部幹部、収賄容疑で拘束 高官の拘束相次ぐ 露紙報道

 ロシア連邦捜査委員会は23日、ロシア軍参謀次長で国防省通信総局長のワディム・シャマリン中将を収賄容疑で拘束した。露紙コメルサントなどが伝えた。国防省内では汚職による高官の拘束が相次いでおり、ウクライナで続ける「特別軍事作戦」の長期化に伴い、引き締めを強化している可能性もある。

 コメルサントによると、シャマリン中将は多額の賄賂を受け取った疑いがあるとされ、裁判所が勾留を認めた。容疑の詳細は明らかにされていない。

 国防省内では4月以降、イワノフ次官や人事総局長のクズネツォフ中将が収賄容疑で拘束された。また、特別軍事作戦に参加し、軍上層部を批判したとして昨年解任された元司令官のポポフ少将が今月17日付で詐欺容疑で拘束されている。【モスクワ山衛守剛】