職権乱用でロシア国防省局長逮捕 4月以降の幹部拘束は5人目

AI要約

ロシア連邦捜査委員会が国防省のベルテレツキー防衛装備品調達局長を職権乱用の疑いで拘束し、裁判所が正式な逮捕を認めたことが発表された。

ベルテレツキー容疑者は2022年、装備品調達契約に絡んで国庫に7千万ルーブル以上の損失を与えた疑いが持たれている。

国防省関係者の拘束が相次いでおり、5人目の幹部であるシャマリン通信総局長も賄賂受領の疑いで逮捕されたことが報じられた。

 ロシア連邦捜査委員会は23日、国防省のベルテレツキー防衛装備品調達局長を職権乱用の疑いで拘束したと発表した。裁判所は正式な逮捕を認めた。4月以降、同省幹部の拘束は5人目。ロシア紙RBK電子版などが伝えた。

 ベルテレツキー容疑者は2022年、装備品調達契約に絡んで職務を全うせず、国庫に7千万ルーブル(約1億2千万円)以上の損失を与えた疑い。

 国防省では、軍参謀次長のシャマリン通信総局長が電話機の発注台数を増やす見返りに企業側から計3600万ルーブルの賄賂を受け取った疑いで逮捕されたことも23日に明らかになった。(共同)