隣国逃走の兵士撃たれ死亡 訓練キャンプから脱走

AI要約

ウクライナ軍兵士が訓練キャンプから脱走し、隣国モルドバに不法入国しようとした際、国境警備隊に撃たれて死亡

兵士の徴兵逃れのための不法出国が問題となっており、総動員令下では男性の18~60歳の出国が原則禁止

国家捜査局が武器使用の適正性を調査している

 【キーウ共同】ウクライナ国家捜査局は15日、訓練キャンプから脱走して隣国モルドバに不法入国しようとしたウクライナ軍兵士が14日、ウクライナの国境警備隊に撃たれて死亡したと発表した。

 国家捜査局によると、4人の兵士がキャンプから脱走し南部オデッサ州からモルドバに徒歩で入ろうとした際、国境警備隊に発見された。拘束しようとした国境警備隊に対し、兵士の1人が攻撃してきたため武器を使って応戦したという。国家捜査局は武器使用に問題がなかったかを調べている。

 総動員令が出ているウクライナでは、18~60歳の男性の出国が原則禁止。徴兵逃れのため、不法に出国しようとするケースが後を絶たない。