動員逃れ指南の動画遮断 ロシア要請でユーチューブ

AI要約

米グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」がロシアの通信情報技術監督庁に違法性を指摘され、動員逃れを指南する動画を遮断した。

ロシア政府はウクライナ侵攻後にネットメディアや交流サイトの規制を強化しており、ユーチューブも規制対象となった可能性がある。

ユーチューブは一部の人権団体に対して、チャンネルの閉鎖の恐れについて通知している。

 ロシア独立系メディアは20日、米グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」がロシアの通信情報技術監督庁に違法性を指摘され、動員逃れを指南する複数の動画をロシアで遮断したと報じた。25万回再生された動画「徴兵事務所からどう隠れるか」などが対象。プーチン政権が統制を強めている可能性がある。

 政権はウクライナ侵攻後、ネットメディアや交流サイトの多くを遮断したが、ユーチューブ規制は緩く、反対派の動画も視聴できていた。

 報道によると、ユーチューブは人権団体OVDインフォに対し、同団体のユーチューブチャンネル閉鎖の恐れがあると通知した。(共同)