「慰安婦は強制ではなかった」韓国・大学教授の発言に学生ら騒然

AI要約

韓国の大学教授が従軍慰安婦に対して侮辱的な発言や歪曲した主張を展開し、物議を醸している。

教授は慰安婦の強制動員を否定し、日本への謝罪や歴史事件についても疑問を投げかけた。

学生らは教授の歴史認識を批判し、謝罪と懲戒を要求している。

「慰安婦は強制ではなかった」韓国・大学教授の発言に学生ら騒然

【09月22日 KOREA WAVE】韓国・韓神大学の社会学科教授が講義中、旧日本軍の従軍慰安婦に対する侮辱的な発言をしたうえ、済州島四・三事件や光州事件(1980年5月)と関連しても「歪曲した主張」を展開したとして、物議を醸している。

同大の学生らによると、教授は先月12日、「社会調査方法1」の授業で「慰安婦の強制動員」を否定するような発言をしたという。

学生らは校内に貼った壁新聞で、この教授が「事実、慰安婦が強制徴用されたという証拠はあまりない。『売られた』というのは、自分たちの父親や叔父が売り飛ばしたということだ」「食べていくのが大変だから慰安婦になり、全て前払いで受け取ったという記録まであるのに、何が強制慰安婦だというのか」「売り飛ばした当時の父親や叔父たちを非難すべきだ」などと発言したそうだ。

この教授は「日本人は35回も謝罪したのに『謝罪していない』と言われる。植民地については、いつも(日本の)首相が謝罪し、さらには天皇(陛下)も謝罪したのだ」とも口にしたという。

教授は今月2日の授業では「済州島四・三事件は共産主義暴動」「光州事件には外部勢力が介入した」という趣旨の発言もしたそうだ。

問題視された発言について、教授は「非主流の視点を紹介するためのものだった」と説明したという。

しかし、学生らは「教授が誤った歴史認識を持ち、講義で学生たちに堂々と話しているという事実に、嘆息を禁じ得ない」として、教授の謝罪と学校側の懲戒などを要求している。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News