中国を念頭に日本・アメリカなどが連携強化へ クアッド首脳会議で北朝鮮、南シナ海なども協議
AI要約
日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国の枠組み「クアッド」が21日に開催される首脳会議で、中国に対抗して海洋の安全維持に向けた協力強化を発表する見通し。
各国は海洋進出を強める中国に対抗するため、船に乗船する職員の交流や中国の違法漁船の監視で連携強化を予定。
南シナ海や北朝鮮などの地政学的課題にも対応し、21日にバイデン大統領の地元で開催されるクアッド首脳会議で具体的な方針を協議する。
21日にアメリカで開催される日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国の枠組み「クアッド」の首脳会議で、各国が中国を念頭に海洋の安全維持に向けた協力強化を発表する見通しであることが分かりました。
アメリカ政府高官によりますと、「クアッド」首脳会議では、海洋進出を強める中国に対抗するため、日本の海上保安庁やアメリカの沿岸警備隊など4カ国の船に互いの職員を乗船させることで合意する見通しです。
さらに4カ国は、中国の違法漁船の監視で連携を強化する他、中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海や、核ミサイル開発を強める北朝鮮への対応も協議することにしています。
クアッド首脳会議は、バイデン大統領の地元、東部デラウェア州で21日に開催されます。
