中国の若年失業率、7月は17.1%に上昇

AI要約

中国国家統計局が発表した7月の若年層の失業率が前月比上昇したことを報告。学生を除く若年層の失業率は17.1%で、経済情勢の厳しさが採用を制限している状況が続いている。

さらに、25─29歳の失業率は6.5%、30─59歳の失業率は3.9%と推移。中国経済は貿易摩擦や不動産危機、消費者心理の慎重さなど多くの課題に直面し、景気低迷が続く見通し。

昨年統計局が停止していた若年失業率の公表を再開し、統計の対象を見直して改められたが、7月の失業率は2023年以降で最高値を記録した。

中国の若年失業率、7月は17.1%に上昇

Joe Cash

[北京 16日 ロイター] - 中国国家統計局が16日発表した7月の若年層(16─24歳、学生を除く)の失業率は17.1%と、前月の13.2%から上昇した。経済情勢が厳しい中、採用が引き続き手控えられている。

学生を除く25─29歳の失業率は6.5%。30─59歳の失業率は3.9%だった。

中国経済は、貿易摩擦や長引く不動産危機、慎重な消費者心理など問題が山積しており、景気低迷は下半期以降も続くと予想されている。

若年失業率は昨年6月に21.3%と過去最高を記録した後、統計局は公表を停止。統計の対象を見直して、学生を除外するよう改めた。

7月の数値は手法を変更した2023年12月以降で最高だった。