WHO、エムポックスの感染拡大で「緊急事態」宣言 22年7月以来
AI要約
世界保健機関（WHO）は14日、エムポックス（サル痘）のアフリカでの急拡大を受け、緊急事態を宣言した。
今年に入りアフリカで1万4千人以上の感染が報告され、524人が死亡。
コンゴ民主共和国で報告されている感染が広がりつつあるため、非常に憂慮すべきだ。
世界保健機関（WHO）は14日、エムポックス（サル痘）のアフリカでの急拡大を受け、緊急事態を宣言した。エムポックスについて宣言を出すのは2022年7月以来となる。
WHOはこの日、専門家でつくる緊急委員会を開いた。今年に入りアフリカで1万4千人以上の感染が報告され、524人が死亡。このうち、96%以上がコンゴ民主共和国で報告されている。
会合後の記者会見で、テドロス事務局長は「これまで報告がなかったコンゴ民主共和国の近隣諸国でも検出され、アフリカ内外に広がる可能性があり、非常に憂慮すべきだ」と述べた。国際保健規則に基づき、最も警戒レベルが高い「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と判断したという。
