ウクライナ越境攻撃は「プーチンにジレンマ」とバイデン氏

AI要約

バイデン米大統領はウクライナ軍によるロシアへの越境攻撃について、プーチン大統領がジレンマに直面していると指摘。

米政府はウクライナの動きを支持し、連絡を保っているが、ウクライナからの事前通知は無かった。

依然としてウクライナの狙いが完全に明確ではない状況で和平交渉の見通しも含め様子を見ている。

ウクライナ越境攻撃は「プーチンにジレンマ」とバイデン氏

Andrea Shalal Steve Holland

[ニューオーリンズ 13日 ロイター] - バイデン米大統領は13日、ウクライナ軍によるロシアへの越境攻撃について、ロシアのプーチン大統領にとってジレンマになっているとの見方を示した。また、ウクライナの動きについて米政府は同国と常に連絡を取っていると述べた。

6日の越境攻撃開始から約1週間となるが、米当局者は依然ウクライナ側の狙いを把握しようとしているという。

バイデン氏はウクライナの動きについて過去6─8日間、4─5時間ごとに報告を受けているとし、「プーチンにとって実にジレンマになっている」と記者団に述べた。

ホワイトハウスはウクライナから越境攻撃について事前に知らされていなかったと表明。ジャンピエール報道官は記者団に対し、米政府は一切関与していないと述べ、「ウクライナのアプローチについて彼らと会話を続ける」とした。

プーチン氏はウクライナが和平交渉をにらんで有利な立場に立とうとしているとの見方を示している。

一方、ある米当局者は「(ウクライナの)狙いを把握しようとしているが、まだ100%明確ではない」と語った。